上演作品紹介

劇場公演第6弾「そして、砂名堂兄妹 山で泳ぐ」

場所:明大前キッド・アイラック・ホール

脚本:ビーグル大塚 / 演出:チャーリー軽木

 【出演】

砂名堂 守(サナドウ マモル)・・・ビーグル大塚
 砂名堂 萌(サナドウ モエ)・・・菅野さおり 

阿原 浮三(アハラ ウキゾウ)・・・森 奎伍
阿原 沼代(アハラ ヌマヨ)・・・九里美保
伝(デン)・・・森 耕平

駒蔵(コマクラ)・・・松井基展

咲山 早苗(サキヤマ サナエ)・・・足利 彩

 

【スタッフ】

舞台監督 F・F企画

音響  三木大樹

照明  福田さやか

制作   きるかり社

制作協力 ビタミン大使「ABC」

宣伝美術 池田達吾

 

【おはなし】

今度ダムに沈んでしまう、小さな小さな村のお話。

村に昔から言い伝えられているお祭り『かわろばや』が今年も開かれる。
ダムに沈んでしまう前の、最後の『かわろばや』が…。

◇かわろばや◇-----------------------------------
地元の古い方言で書かれたなぞなぞを解いていき、
すべて解ききった人は何か変われるという言い伝えのあるもの。
また、最後のなぞなぞの答えの先には、財宝があるとも言われている。
なお、回答する権利のあるものは、村人全員の投票によって、
一名だけ選出される。
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守は変わりたかった。
何かはわからないけど、変わりたくて、
なぞなぞを解くために、地元の古い方言をこっそり勉強していた。
守は、文通で知り合った少女に、嘘までついて招待した。

また、地元の青年会長である、伝は、
尊敬する砂名堂守を当選させるために必死だった。
伝は、自分じゃ無理なことや、守がこっそり勉強していることを
わかっていたから、当選してほしかった。
そして、知的障害のある守の妹・萌にワイセツな行為をさせて
守の票をこっそり稼いでいた。

そんなことは露知らず、もう少しで一位になれる事を聞いても、
守には今ひとつ自信がなかった。
自分なんかが代表に選ばれて、ほんとにいいのだろうか・・・・。
葛藤があった。

しかし、そんなとき、伝が萌に強要しているコトを知った。
守は、『かわろばや』に挑むことを決意した。

萌と共に、なぞなぞに挑む守。
そして…今まで誰も辿り着いたことのない、最後のなぞなぞ。
辿り着いた先に待つものとは…。

守が文通で知り合った早苗という少女、
実は『かわろばや』の秘密を知っていた…。
なぜ?

そんな中、何かを隠している村長の阿原。
妻・沼代が昔犯した罪。
『かわろばや』とは、ただの昔話ではなかったのだ。
村ぐるみでの、大きな大きな[嘘]だった。

守と萌は、なぞを解くことができたのか。
解いたことで、何が変わったのか。何も変わらなかったのか。

誰もが持ち合わせている、人の弱さと
兄妹愛に、純粋に感動できるお話。

『此は何ぞ。』

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~ゆんでれめてれハゼぼーぼー おんでれごでれナラぼーぼー
おんちゃでひねもすくゆいでる 此は何ぞ~

そに汝の求むる物ありき。そに囚りて、汝は汝にあらず。
新たなる者、新たなる人に生まれ変わるらむ。

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劇場公演

Mama-チャリカルキ

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