【おはなし】
工場を営む沈丁花家恒例のお墓参りの日が近づいてきた。
沈丁花家ではお墓参りは家族全員でするという決まりになっている。
家出同然で出て行った娘も帰ってきて、無事にお墓参りを迎えられそうだった。
…が、そこに突然、異国の人出没。誰?っていうか何人??
しかし、その異国人はただものではなかった。
日本語のまったく通じないポミーに、沈丁花家の娘・晶は、
必死で日本語を教えようと、奮闘する。
父・仙吉は、ポミーを追い返すことばかりを提案する。
そんな騒ぎの中、一人父に対して悩んでいる息子・武吉。
また、妻・美佐子は、以前、沈丁花家の工場に出稼ぎに来ていた、
従業員の息子ではないかと言い出した。
息子だとして、何をしに突然やってきたのか…。
ばらばらの沈丁花家。
しかし、ポミーが現れたことで、
今まで沈丁花家にはびこっていた問題やわだかまりが解けていく。
沈丁花家が本当の意味で「家族」になれる日…。
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あたし達は、ちゃんと聞かなきゃ駄目なんだよ。
ちゃんと話して、ちゃんと聞かなきゃ駄目なんだよ。
……父さん、ただいま。
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